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傷病手当金・出産手当金のウラ技!?

シニアスタッフの河相です。
先日、島根県は松江・出雲へ旅行に行ってきました。
10月は一般に「神無月」といいますが、出雲では「神在月」といいます。
これは“旧暦10月には日本中の神様が出雲大社へやってきて会議をする”ことに由来しているとか。
つまり、他の地域では神様不在ですが、出雲は神様大集合!なわけです。
この旧暦10月は現在でいう11月にあたるそうで、その時期に合わせて出雲大社へ行ってまいりました。
バッチリ拝んできたのですが、果たして神様方のパワーは戴けたのでしょうか!?
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さて、今回は意外と知らない傷病手当金・出産手当金のウラ技についてご紹介します。
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   ≪傷病手当金とは?≫社会保険加入者が私傷病で働けず、会社を休んだ日が連続して3日間あったうえで、
                  4日目以降、休んだ日に対して給与の2/3が支給される制度  詳しくはこちら   
   ≪出産手当金とは?≫社会保険加入者が出産予定日前42日~産後56日の間で会社を休んだ日について
                  給与の2/3が支給される制度
   ※どちらも休んだ日について会社から給与が出ている場合には支給されません(支給停止)
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これらの傷病手当金、出産手当金。退職後も受けられる場合があるのをご存知でしょうか?
「え?辞めてるのにもらえるの!?」と驚かれた方。はい、もらえる場合もあるんです。
●要件は、次のとおりです。
   ①退職日まで引き続き1年以上社会保険に加入していたこと
   ②退職の際、傷病手当金・出産手当金を受けている、または、受けられる状態(支給停止のこと)にあること

わかりづらいと思いますので、傷病手当金について例をあげて説明します。
   勤続5年のAさん。3ヶ月前からうつ病で徐々に会社に来れなくなり、10/31で退職となりました。
   最後1ヶ月はまったく出勤がないのですが、有給扱いで給与は出ています。
   病院にはずっとかかっており、主治医の先生は労務不能だと言っています。

この場合、①はOK、②も後半部分の要件で満たすことになります。
つまり、病気で連続3日のお休みがあり、4日目以降、本来は傷病手当金を受けられるが、
会社から給与が支払われているため、支給停止となるケースです。
お医者さんが労務不能の証明をしてくださった日から、退職前後を含めて最長1年半までの範囲で
Aさんは傷病手当金を受けることができるのです。(有給等、会社から給与が出ている日を除く)
極端な話ですが、今回のAさんの場合、お医者さんが10/28~労務不能の証明を書いたとしても大丈夫です。
  28、29、30日で連続3日の休みが完成、退職日の31日も休んでおり、この31日は本来は傷病手当金を
  受けられるが支給停止になっているだけなので。
ちなみに、出産手当金の場合は待期3日(連続3日の休み)の要件はないため、
   社会保険に1年以上加入している方が、出産予定日42日前に入ってから退職する場合で
   少なくとも最後の日に会社を休んでいる(有給でもOK)
というのが要件となります。
この要件を満たしていれば、退職後も最後まで(産後56日まで)出産手当金を受け続けられるのです。
(有給等、会社から給与が出ている日は除く)
以上、傷病手当金・出産手当金のウラ技でした。
文章にしてしまうと、少し難しく感じてしまったかもしれません。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
☆スガハラ社会保険労務士事務所
  TEL 06(6627)1117
  ホームページ http://www.slm-if.com